ある日、パン屋さんに質問されました。
「どうしたらお客さんが集まるの?」
あなたはどう答えますか?
・近くのパン屋より美味しいパン作りましょう
・クーポン付きのチラシ配りましょう
・SNSやってみましょう
どれも正解であり、不正解かもしれません。
なぜなら、これらは全てマーケティングの一部であり、売上を上げるための施策は実際にやってみるまで効果が出るか分からないからです。
本記事では、マーケティングとは何か?という疑問を解消します。
マーケティングを学ぶことになった経緯はプロフィールへ
ズバリ、
マーケティングとは、商品設計から販売までのトータルプロセスのことを言います。
こう考えると、世の中の企業が行っている活動のほとんどは、マーケティングだと言えます。
経営マネジメントの神様と呼ばれたドラッカーは次の名言を残しています。
「マーケティングとは、販売を不要にすること」
つまり、これ買いませんかー?ぜひお試しくださーい!
と売り込みしなくても、売れる状態がマーケティングのゴールです。
本当にそんなことは可能なのでしょうか?
実際、WEBがある今なら、それは可能であり、
営業しなくても売れるパターンは2つあります。
今回のテーマはこちら👇
1.既に欲しいと思ってる人を集めて売る
既に欲しいと思っている人は、自分から商品を探す行動にでます。
その行動とは、Googleで検索することです。
Googleで検索すると、上から順番に
、
①リスティング広告
②MEO
③SEO
の順に表示されます。
検索結果が表示されると、人は上から見ていきますので、お金をかける広告が優位に表示されます。
MEOとSEOはGoogleに直接お金をかけないため、リスティング広告より上位に来ることはありません。
なぜ、SEOよりもMEOが優位なのか、その辺りも含めて解説していきます。
①リスティング広告
リスティング広告とは、広告費をかけてWEBサイトを検索結果の上位に表示させる広告です。
下記画像に表示されている3つのWEBサイトは、左上に「スポンサー」と表示されているので、全てリスティング広告がかけられていることになります。
リスティング広告の特徴は5つあります。
1.検索キーワードを自分で選定して広告を出せる。
2.クリックされて、初めて課金されていく。
(競合よりクリック単価が高いほど上位表示)
3.エリア指定ができる。(お店から半径5km以内など)
4.日予算設定が出来る。数千円から試すことが出来る。
5.広告代理店に頼まなくても、自分で運用したほうがコストが安い。
リスティング広告を使えば、今欲しいと思っている人を自社のWEBサイトへ集めることができます。
②MEO
MEOとは、
例えば、「ランチ」と検索したとき、スマホの位置情報を元に、近くにある飲食店が表示されます。
この数ある競合の飲食店の中でも、上位に表示させることをMEO対策と言います。
MEO対策の代表的な例は、
飲食店など、店舗の口コミを書きこむ人を「Googleローカルガイド」と呼びます。
レベルが1~10まであり、写真や動画、200文字以上の口コミなどをすると、ポイントが貯まり、一定量貯まるとレベルが1から2、2から3へと上がります。
日本人の中でも、レベル9まで到達している人は少ないです。
もし、
レベル9の人に口コミしてもらえれば、その時点でGoogleからのお店の評価が上がり、MEOで上位表示を期待できます。
③SEO
SEOとは、
数あるWEBサイトの競合の中で、上位表示させることをSEO対策と言います。
SEO対策の代表的な例は、
などがあります。
この、SEOより、MEOが上位表示される理由は、
例えば、「ランチ」と検索した際に、店舗の数だけページ数があるポータルサイトが上位に表示されます。
これだと、地域の店舗が埋もれてしまうと、危機感を感じたGoogleは、MEOをSEOよりも優先的に表示させることにしたのです。
SEOは以上のように、ポータルサイトや大企業が参入しており、今から新しく参入するには、難易度が高いと言われています。
ですが、大企業が参入していないような、ニッチな市場であれば、まだ勝てる可能性はあります。
2.興味はあるけど欲しいと思ってない人を教育して売る
実は、興味を持ってるけど、欲しいと思ってない人が圧倒的に多いです。
Youtubeで広告が表示される度に、その商品が面白そうと思っても、全て買う人はいません。
そんなことをしたら破産してしまうからです。笑
ビジネスは、この潜在的に欲求を持つ人たちに売ることがカギになります。
興味だけある人には、商品の必要性と緊急性を伝えて(教育)、欲しい!と思ってもらうことが大切です。
例えば、
日光を浴びすぎると、将来シミになってしまうかもしれません。だから、あなたは日焼け止めを塗ることでキレイな肌を保つことができます。
これは必要性ですね。
必要性だけでも売れる気がしますが、これだけでは買う人が全体の1割程度です。
なぜなら、人にはホメオスタシスという現状維持しようとする機能があるからです。
商品を持っていなければ、そのまま持っていない状態を維持しようとします。
これは、生きたいという本能に結びついており、昨日生きることができたなら、今日も同じ行動をすれば死なないから現状維持しようというものです。
でも、緊急性があればホメオスタシスの壁を越えることができます。
日焼け止めを売る場合は、
・将来、シミにならないように塗る(必要性)
・紫外線を浴びるとシミの原因になるメラニンが6時間~12時間で形成されてしまう。排出しきれないメラニンは蓄積されて、数年後にシミになって肌に表れる。更に日焼けは、しわの原因にもなるので、今、日焼け対策していないと肌が老化する(緊急性)
このように、
必要性だけではなく、今すぐ行動する理由である緊急性を伝えることで、人は現状維持という選択から、いつもと違う行動(購入)を取るようになります。
興味がある人を集めて教育する3ステップ
①興味がある人は、SNSやYoutubeから集めることができます。
ユーザーが誰をフォローして、どんなコンテンツに「いいね!」をしているかを見れば、何に興味があるか分かります。
Youtubeなら、そのジャンルに関する有益な情報を動画にして投稿することで、興味がある人が見てくれます。
②メルマガ・LINE公式アカウントに誘導する
現代では、メルマガはほとんど見られなくなりましたが、LINEが出るまではメルマガで教育することが王道でした。
今は、見込み客が喜びそうなプレゼントを用意して、LINE公式アカウントを友達追加してもらう方法が王道です。
③必要性と緊急性を伝えて、商品を案内する
ここが教育の部分です。
教育のゴールは、「見込み客が欲しいと思っている状態にすること」です。
欲しいという状態にすれば、あとは、「ここから買えます。よかったらどうぞ」と案内するだけで売れます。
まとめ:マーケティングができると営業が不要になる
今回はマーケティングについてお伝えしました。
マーケティングとは、商品設計から販売までのトータルプロセスです。
広告を出すことも、商品のクオリティを上げることも、商品を買ってくれたお客さんに、何か無料でプレゼントすることも、全てマーケティングの一部です。
そして、
マーケティングのゴールは、営業しなくても売れる状態にすることです。
営業しなくても売れるパターンは2つあります。
1.最初から欲しいと思っている人に売る
Googleで検索した人が自分のWEBサイトに来れるように、
リスティング広告、MEO対策(店舗の場合)、SEO対策を行う。
2.興味はあるけど欲しいとは思ってない人に教育して売る
SNSやYoutubeから興味がある人を集めて、
LINE公式アカウントを友達追加してもらい、必要性と緊急性を伝えて売る。
これから、マーケティングについて、更に深堀りした記事もアップしていきますので、楽しみにしていてください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!