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・どういうアカウントを作ればSNSで伸びるの?
・コンセプトの作り方が分からない
・情報発信しても全然見てくれなくて心が折れました
店舗や商品、SNSアカウントなどコンセプトが無いものはお客さんにスルーされてしまいます。
それは、内容がありきたりだからです。よく分からないものに時間やお金を使わないですよね。
明確なコンセプトがあるとお客さんが商品(コンテンツ)を通して得られる未来が想像できます。自分にとって利益があると確信できれば、お客さんは時間もお金も使ってくれます。
本記事では、コンセプト設計についてお伝えします。
コンセプトとは
コンセプトとは、「誰にどんな未来を届けるか」決めることです。
つまり、コンセプトが無いことは未来が見えない、得られるメリットが分からないということです。
例えば、メイド喫茶は1997年に登場しました。
普通の喫茶店とは違い、“店員さんがコスプレをする喫茶店”というコンセプトで人気になりました。
そうしてどんどんメイド喫茶が増えると、同じコンセプトで戦うのは厳しくなってきます。
そうして次に生まれたのが、コンセプトカフェです。
・ナース、病院系:ナースや白衣の姿でお客さんを「患者」として接客する。
・魔界系:悪魔や魔物の衣装でお客さんを「魔界に迷い込んだ人間」として接客する。
・和系:浴衣や着物でレトロな店内で接客する。
このようにコンセプトがあると、明確な差別化になります。
SNSを始める際にもコンセプトは必要か?
結論はコンセプトが必要です。
WEB上には参入者が増えてコンテンツがありすぎて飽和状態です。
その中で、コンセプトがなければ“その他大勢のよく分からないアカウント”と一瞬で判断されてしまいます。
例えば、ダイエットをテーマにYoutubeを始めるとします。
ダイエットは人気のテーマなので、チャンネルは数えきれないほどあります。
その中で埋もれないためには、コンセプトとして「30代女性の顔やせ」など、かなり絞らないと勝てません。
「絞ると見る人が少なくて再生数が伸び無さそう」と不安になりますよね。
でも大丈夫です。その分野の専門家として認識されれば、しっかり視聴者は見にきます。
「確かにダイエットでは登録者数が何十万人もいるチャンネルがよさそう。でも、顔やせに関しては、このチャンネルが詳しく解説してる動画が何本もあるから信頼できそう。」となります。
WEBマーケティングにおいても、コンセプトは大切な要素ということです。
コンセプトの事例
世の中の有名なコンセプトの事例を見てみましょう。
実際の企業が打ち出している言葉とは違いますが、私が「誰にどんな未来を」という形に落とし込んだ表現にしています。
スターバックス「日常に疲れた人がリラックスして癒される時間を過ごせる」
家でも職場でもない、第三の場所というコンセプトで人気になりました。
店内の壁、音楽、店員さんの対応までコンセプトを再現するように、落ち着いてリラックスできるようになっています。
Apple「時代に取り残された人を最先端のクールな人にする」
異なる考え方をする。創造性や革新を重視したデザイン、商品開発、マーケティングでApple自体にどんどんファンができました。
Nike「スポーツをしたい人が遊びやスポーツを楽しめる」
高品質なスポーツウェア商品だけでなく、困難に立ち向かう、挑戦するという感情に訴える意味が込められています。
商品の機能的なメリットと、人々を応援する感情的なメリットを提供することで多くのアスリートにも認められたブランドになっています。
QBハウス「忙しい人が10分で身だしなみを整えられる」
理容室に行くとマッサージなどで余計に時間がかかると感じた創業者は、カットのみ1000円ですぐに終わるQBハウスを作りました。
このコンセプトは多くの人の共感を呼び、全世界で約700店舗展開しています。
ユニクロ「服に悩む人が迷わずに普段着を選べる」
人生の洋服。高い機能性とこだわった素材選び、季節に合う価値提供、シンプルなデザイン。そして安い価格。
まさに人生を通してユニクロの服を選べるような設計です。
コンセプトがあることで、マーケティングにおける要素を決める際に迷いがなくなります。
要素はたくさんありますが、例えば商品パッケージ、価格、外観、WEBサイトのデザイン性などなど、一貫性を持つことでお客さんから強い信頼を得ることができます。
コンセプトの作り方
より効果的なコンセプトを作るには徹底したリサーチが必要です。
コンセプトがコケてしまったら、その後に行うすべてのことが無駄になってしまうからです。
リサーチは以下の手順で進めます。
1.ターゲットを明確にする
2.ペルソナの悩みを100個書き出して人物像を理解する
3.誰にどんな未来を届けるか言語化する
4.競合と比較する
5.コンセプトを検証する
1つずつ見ていきましょう。
1.ターゲット層を明確にする
ターゲット層とは、ビジネスでお客さんになってほしい人たちの層です。
その層の性別、年齢層、平均的な年収、生活スタイルなどを書き出して明確にします。
2.ペルソナの悩みを100個書き出して人物像を理解する
ペルソナとは、ターゲット層の中の1人の人物像です。お金、家族、友人、趣味、仕事、恋愛などのカテゴリで1つずつ悩みを出していきます。
悩みを100個書くと、ペルソナの理解度が上がり、日常で困っていること、どんな未来を実現したいかなど見えてきます。
3.誰にどんな未来を届けるか言語化する
ここが、先ほど事例で出たキャッチコピーを作るところです。
大企業のようなかっこいい言葉にする必要はありません。
「誰に」と「どんな未来」という要素を入れることを重視します。
この「どんな未来」は、ペルソナが心の底から理想とする未来を示してあげます。
例えば、Youtubeでチャンネルを作るとしたら、
「30代非モテ男子が2ヵ月で彼女を作れるようになるチャンネル」
とかです。ちなみにこれがチャンネル名になるのではなく、もう少し短く分かりやすくしてあげます。
「アラサー男子にモテ期を」という感じです。
4.競合と比較する
コンセプトが出来たら、同じコンセプトで既に誰かが発信していないか確認します。
もし同じコンセプトのアカウントがあったとしても、差別化できる要素や優位性があれば進めていきます。
5.コンセプトを検証する
作ったコンセプトが需要があるのか確認します。
商品であれば試作品を提供します。
SNSアカウントのコンセプトなら、想定するペルソナに直接聞いたり、オンラインアンケートで反応を見ます。
そうして得たフィードバックを元に改善などをしていきます。
まとめ:お客さんに刺さるコンセプト作りがビジネスの運命を決める
今回はコンセプト設計についてお伝えしました。
コンセプトが無い商品、WEBサイト、SNSアカウントはお客さんに見てもらえません。
それは、世の中に商品もコンテンツも溢れすぎて、ゆっくり見てる時間がないからです。
一瞬で「これは私のためのコンテンツだ」と判断してもらうために、コンセプトが必要でした。
お客さんの本音で悩んでること、本気で叶えたい未来を考えて良いコンセプト設計をしていきましょう。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!