・悪食プリンセスグラトニーヌってどんな人?
・もうすぐチャンネル登録50万人だけど、どうやって伸ばしたんだろう
・チャンネルが伸びた要素を自分にも応用したいけどやり方が分からない
このような疑問にお答えします。
・悪食プリンセスグラトニーヌはどんな人か
・チャンネルが伸びた理由は差別化された世界観
・ロング動画とショート動画の伸びた要素を分析
釣りといえば40代以上の男性がする趣味のイメージがあります。
しかし最近では、20代の女性でも釣りをする人が多くなりました。
Youtubeでも“釣りガール”という愛称があるほど、女性の釣りをテーマとするチャンネルが多くあります。
登録数が伸び悩むチャンネルもある中で、グラトニーヌさんは3年で登録者数49万人に到達しています。
マーケティングの観点から伸びた理由を分析し、応用するポイントも書いているので、よかったら読んでみてください。
それでは、やっていきましょう。
悪食プリンセスグラトニーヌって本当に男性?
グラトニーヌさんは幼少期に父から釣りを教わり、中学生のときには学校に行かずに一人で釣りをする日もあったそうです。
声の特徴やサムネイルなどの加工によって男性なのでは?と疑う方もいるようです。
チャンネルの概要欄には以下のように記載されています。
動画内で釣った魚を料理しているシーンに映る手の爪や、服装などから性別は大体予想できるのではないでしょうか。
チャンネルの一番古い動画では釣り道具を現地調達して釣りをする“手ブラリング”という独自のジャンルを確立し、元祖になると公言しています。
そして餌まで調達して4日かけてアジを2匹釣りあげています。
知識や経験がないと出来ない事なので、釣りのレベルの高さが伝わってきます。
また、Youtubeを始めるきっかけとなったのは、おろちんゆーさんだそうです。
おろちんゆーさんも生き物を取って食べるという共通点があり、「命に感謝」というフレーズを毎回使っています。
グラトニーヌさんも釣った魚を調理して食べた後、「命に感謝」と言っており影響を受けていることがわかります。
動画にはスパチャ付きのコメントを投稿するなど、尊敬していることが伝わってきます。
コメント引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ed-uv622o5Y
チャンネルが伸びた理由は差別化された世界観
グラトニーヌさんのチャンネルが伸びた最も大きな理由は、
お嬢様というキャラで作られた世界観です。
どのジャンルでも言えることですが、既に釣り系のチャンネルはたくさんあり、美人な女性が釣りをするチャンネルもあります。
そこと正面から戦うのは後発である以上は不利であり、編集などで少し差別化したくらいでは勝てません。
釣りをする人や、魚が変わっても、視聴者からすれば“美人な女性が釣りをする動画”という同じ内容にしか感じられないのです。
では、釣り系Youtuberの中で、グラトニーヌさんの差別化されている要素を見てみましょう。
・容姿:美人
・声質:高めの声が出るのでお嬢様キャラに合っている
・編集:3秒~4秒にカットが入っていて飽きないようになっている
・エンタメ性:お嬢様キャラ。お嬢様なのに自分で釣りをする。上品でありながら、すごい音を立ててお茶を飲むなど、ときどき下品な行動をする。
更に、チャンネル=領地、チャンネル登録者=領民、魚=家族、食事=ティーパーティー、スパチャ=花束というワード選びも世界観に一貫性を持たせています。
一番バズったロング動画を分析
その動画はこちらになります。
※音量注意
まず、ロング動画がバズるポイントして以下の4つがあります。
・平均クリック率
・平均視聴時間
・平均視聴維持率
・視聴後のリアクション(いいね、コメント、シェアなど)
以上の観点からバズったと考えられる要素をまとめておきますね。
・サムネとタイトルを見たときの期待感
・テンポが良いカット
・見たことが無い映像が最後まで見れそうという期待感
1つずつ解説していきます。
サムネとタイトルを見たときの期待感
視聴者の視線の流れとしてサムネ→タイトルの順番に見ます。
まずサムネから受ける印象はお嬢様のような女性がエイ?のような魚を調理しており、
“縛り”という文字が強調されています。
これは、ゲーム実況などを見る人は分かりますが、“回復アイテム使わずにクリア”といった自分でルールを縛ってプレイすることからきています。
そして、タイトル「現地調達ってこと…釣り具全部…。」を読むと、縛りの意味が分からない人も、釣り具を現地で見つけて釣りをするんだ。ということが理解できます。
基本的に釣り動画は持参で道具を持っていることが多いので、とても珍しい、見たことがない内容が見られるのではないか。という期待感でクリック(タップ)している(平均クリック率が上がっている)のでしょう。
・サムネで動画の趣旨を伝えるようにする
・タイトルで“今まで見たことない映像”を匂わせる
見たことが無い映像が最後まで見れそうという期待感
動画は最初からできるだけ最後まで長い時間見られるほど、バズっていきます。
これは、Youtube内の評価として、
・平均視聴時間:動画を再生した状態で閉じるまでの時間の平均
・平均視聴維持率:10分の動画を1分見たら10%、2分見たら20%という%の平均
という指標があるからです。
動画が拡散する要素として釣り具は1つだけでなく複数あります。
竿、リール、糸、えさなど、それぞれの道具を1つずつ“どこでどうやって”揃えるんだろうと興味がわいてくるはずです。
更に道具が揃ったら、何が釣れるんだろうと気になり、釣った魚をどうするんだろう?食べるのか?食べるとしたらどう調理するのか?と次々に興味がわいてしまうのです。
しかもこれを“ドレスを着たお嬢様”がやっているんです。
こうして視聴時間、維持率が高くなり、多くの人におすすめされることになります。
・誰もやってないオリジナル企画をする
・普通は道具を揃えてやることを現地調達で挑戦してみる
テンポが良いカット
現代の視聴者はとても飽きっぽくなっています。
これはTiktokを始めとするショート動画の影響です。
もう10秒も同じ絵を見てることが基本的に苦痛なのです。
そこで今回の動画は3~4秒に1回カットが入るようになっています。
カットが入るとパッと画面が切り替わるので、新しい映像になりテンポよく進んでいるように感じます。
・3秒~4秒に1回カットを入れる
一番バズったショート動画を分析
その動画はこちらになります。
※音量注意
まず、ショート動画がバズるポイントして以下の3つがあります。
・開始2秒でインパクトを与える
・開始7秒までに最後まで見たいと思わせる
・最後まで見させる
以上のポイントから、
こちらもバズった要素を先に書きます。
・開始2秒:ユムシという生物のインパクト
・開始7秒:ユムシで釣りをする?
・7秒~終盤まで:一体なにが釣れるのか?
・最後の落ち:ユムシを味見する
1つずつ見ていきましょう。
開始2秒:ユムシという生物のインパクト
ショート動画は最初の2秒でインパクトを与えることが大切です。
視聴者は“つまらなそう”と感じたら一瞬でスワイプしてしまうからです。
今回の動画では冒頭で“ユムシ”が出てきて、おそらく多くの人が「うわ、なにこれ」と反応してしまうようなインパクトがあります。
よって、続きが気になって見続けているのでしょう。
・開始2秒で見たことがない謎の物、生き物を見せる
開始7秒:ユムシで釣りをする?
開始7秒までに最後まで見たいと思わせる必要があります。
7秒の壁と言われており、そこから視聴率が一気に落ちるためです。
今回の動画ではユムシを針にかけるシーンがあり、「これから釣りをするんだ、なにが釣れるんだろう」と興味をひいています。
・7秒までにこれから何をするか匂わせて、なおかつ結果が気になるようにする
7秒~終盤まで:一体なにが釣れるのか?
7秒を超えたら、あとは飽きないように面白く見せられるか。ということになります。
結局7秒を超えても、面白くなければそこでスワイプしてしまいます。
今回の動画では、7秒を超えると夜になり、「大物来ないかしら」というフラグを立てています。すると、強い引きがきて魚と引きあうシーンになり、ここまで来ると興味の度合いがクライマックスになり、視聴者は目を離せないでしょう。
そして珍しいお嬢様口調であること、テロップのワード選びの面白さが最後まで飽きさせないことを後押ししています。
・カットをこまめに入れる
・テロップのワード選びを工夫してみる
・緊張感が高まる、または結果が気になるシーンを入れる
最後の落ち:ユムシを味見する
ショート動画は最後まで見てもらえると評価が上がってバズりやすいです。
視聴者が最後まで見るということは、良い動画だからもっと多くの人におすすめしようとYoutubeに判断されます。
今回の動画では最後にユムシを味見するという、おそらく多くの人が拒絶する行動をして最後にオチを作っています。
よって、自然と最後まで見てしまう流れになっているのです。
・普通の人がやらないことをやってみる
まとめ
今回は悪食プリンセスグラトニーヌというチャンネルの解説をしました。
チャンネルが伸びる理由としては、釣りガール界では唯一無二のお嬢様キャラで差別化された世界観を作り出しているからでした。
更に上品な印象からは考えられない下品な行動を入れることによって釣り系では弱くなってしまうエンタメ性も高くなっています。
そしてロング動画のバズった要素は以下の3つでした。
・サムネとタイトルを見たときの期待感
・テンポが良いカット
・見たことが無い映像が最後まで見れそうという期待感
多くの人の認知をとるきっかけとなったショート動画がバズった要素は以下の4つでした。
・開始2秒:ユムシという生物のインパクト
・開始7秒:ユムシで釣りをする?
・7秒~終盤まで:一体なにが釣れるのか?
・最後の落ち:ユムシを味見する
釣り系という自分とは関係がないジャンルだとしても、Youtubeチャンネルを伸ばすという観点において非常に勉強になることが多かったのではないでしょうか。
それでは、読んでいただきありがとうございました!
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